今週の一品:手書き派の店長です
Osteria Notte 店主 — 黒沢 透
今週の一品は、手打ちニョッキのゴルゴンゾーラソース。じゃがいもの種類と茹で時間で、もちもち感がまるで変わります。
ニョッキの配合は、その日の粉と芋の状態で微妙に変えます。だから私は、うまくいった配合を全部手帳に書き留めておくのです。「今日の芋は水分多め、粉+一割」なんて具合に。
何でも書いて残す性分
これは料理に限った話ではありません。仕入れのこと、お客様のこと、店のこまごまとした約束事——大切だと思ったことは、どんなに小さなことでも残らず書き留めています。気づけば手帳も、もう何冊目になるでしょうか。
不思議なもので、手を動かして書いたことは、頭にもしっかり残るのです。パソコンやスマートフォンに打ち込むのとは、どうも違う。紙にペンで書くというこの古くさいやり方を、私はずっと変えられずにいます。
大事なことほど、自分の手で書いて残す。料理と同じで、手間をかけた分だけ、ちゃんと身になる気がしています。